この「山印帳とめぐる霧島連山」で紹介している登山コースの中で、特に分かりづらい登山口までのアクセスについて紹介したいと思います。基本的には車での移動を想定しています。
今回紹介するのは宮崎県小林市の生駒登山口です。夷守岳の登頂のみを目指す場合、山頂までの距離が最も短い登山口になります。
まずは、生駒高原から県道1号線(えびのスカイライン)を小林市方面に約2km進んだ地点を目指します。
グーグルマップではこの地点です。ここまでは2車線の一般的な道路で来れます。
この周辺や登山口に公衆トイレ等はありません。事前に市街地や「花の駅生駒高原」などですましておいたほうがいいです。
ここの交差路を赤い矢印で示した方向に進みます。青い矢印の方に進むと生駒高原です。
案内の看板が立っています。かろうじて「生駒富士(夷守岳の別名)」と書かれているのが確認できます。
夷守岳に向かうように約1km進みます。
途中に鹿よけ用と思われるネットで道路がふさがれていることがあるようです。ネットをずらせば車が通行することは可能ですので、通行後にまた元に戻しておけば問題無いと思われます。
アスファルトの舗装からコンクリートの舗装に変わり道幅も狭くなります。
時々大きな段差があるので慎重に運転しましょう。
道沿いに駐車できそうなスペースがでてきます。上手く停めれば2台は停められるでしょうか。
林道を通行する作業車等の妨げにならないよう気をつけて駐車しましょう。
ここまでの運転が不安な場合は、はじめに紹介した県道1号線(えびのスカイライン)の交差点から300mほど離れた道路沿いに駐車可能なスペースがあるので、そこから歩く方法もあります。そこからだと登山口までは3kmほどあるので歩いて50分程度かかると思います。
車を駐車した所から歩いてすぐの所に登山道の案内があり、ここから林の中に入っていきます。
100mも歩かずに林を抜けます。伐採後のわだちの様な道を、踏み後を頼りに進みます。正面には夷守岳が見えます。
伐採地帯を200mほど進むと巣之浦林道に突き当たります。突き当りを右手に進みます。
砂利の林道を進んでいきます。ここからあと300メートルほど進むと登山口です。
生駒登山口につきました。
ここから夷守岳の山頂までは約2時間30分。山頂に向かってまっすぐ進む登山道なので、ひたすら登りが続きます。
他の登山者と出会うことも稀な為、筆者的にはソロより気の合う仲間と複数人で登ることをお勧めしたい山です。
生駒登山口へはこのアクセス方法以外にも、生駒高原向かいの駐車場とリンゴ園の間の道から巣之浦林道に入り登山口を目指すルートもありますが、生駒高原から歩くと1時間以上はかかると思います。
もし車で行く場合林道は舗装がされておりません。でこぼこや落石も多いので車体を擦ったり、パンクのリスクも高くなると思います。
また林道を一般車が走行してよいのかの判断は筆者ではできかねますので、詳細な紹介や推奨することは控えさせていただきます。
ちなみに山印帳対象座の巡り方案について紹介した記事では、生駒登山口から夷守岳を経由して丸岡山まで往復するコースを紹介しています。体力や経験に相応の自身の有る方は、そちらもご参考ください。