とある秋の日、霧島市観光協会のホームページなどでモデルとしてご協力いただいているnanaさん、しもさりさんが、霧島連山のひとつ・高千穂峰を目指して登山に出かけました。
この日は、InstagramやYouTubeなどで九州内外の山の魅力を発信している、登山経験豊富なしおりさんご夫妻と一緒の4名での山行です。
登山初心者のnanaさん、しもさりさんにとって、しおりさんご夫妻は心強い存在ですね。

この日は、霧島神宮を参拝してからの午後スタート。(和服で参拝する霧島神宮編はこちらから)
まずは登山口である高千穂河原でお昼のお弁当を食べて準備を整えます。

お弁当/ いつつみ @itsutsumi_53
■ 登山口から、静かに始まる山の時間
食事を済ませて、いよいよ登山のスタートです。
登山口に立つと、秋のひんやりとした澄んだ空気が広がります。

高千穂河原から高千穂峰山頂を目指す場合、まずは「御鉢(おはち)」と呼ばれる山を越えなければなりません。
歩き始めは森の中の石段が続きますが、徐々に火山らしい岩場が増え、霧島の山ならではの表情を感じられる道へと変わっていきます。



道中では、しおりさんから
「ザックを体にフィットさせて背負ったほうがいいかもね」
といった、実体験に基づいた様々なアドバイスをいただきました。

アドバイスを意識しながら歩くことで、自然と呼吸も整い、周囲の景色を楽しむ余裕が生まれていきます。
■ 御鉢へ向かう道で感じる、霧島連山の迫力
標高を上げるにつれ、視界は大きくひらけ、振り返ると霧島連山の雄大な景色が広がります。

御鉢周辺は、火山の成り立ちを間近に感じられる場所。
「ガレ場」と呼ばれる急な岩場の斜面を、一歩ずつ慎重に登っていきます。

■ 無理をしない判断が、山を楽しむ余裕を生む
1時間ほどで御鉢の山頂に到着しました。
高千穂峰の山頂は、「馬の背」と呼ばれる御鉢の火口縁を進んだ、そのさらに先にあります。

この日は午後からの登山だったため、ここから山頂を目指すと、下山する頃には夕暮れを迎える可能性がありました。
暗くなってからの登山は、十分な装備や経験がないと大変危険を伴います。
引き返す判断ができることも、登山では大切なこと。
この日は高千穂峰山頂まで進むことはせず、御鉢で引き返すことにしました。

あらためて御鉢で腰を下ろし、風を感じながら景色を眺める時間。
山頂を目指さなくても、ここまで来た達成感と、霧島の自然を十分に味わえた満足感がありました。
行動食として持参したドーナツの味も、格別です。

焼きどうなつ/ 薩摩蒸気屋 霧島民芸村店
■ 下山もまた、登山の大切な一部
下山では、登りとは違った角度で景色が広がり、光や影の表情もまた違って感じられます。

無理をせず引き返したことで、最後まで余裕をもって歩くことができ、登山そのものを楽しむ一日となりました。

■ 山は、何度でも訪れる場所
今回は御鉢までの登山となりましたが、霧島連山の魅力をしっかりと感じることができました。
「また来たい」と思える余白を残して下山する——
それも、山と長く付き合っていくための大切な考え方です。

■ 霧島で楽しむ、登山体験
霧島連山は、体力や経験に応じて楽しみ方を選べる山です。
その日の天候や登山者の経験、装備に合わせて判断し、無理のない登山を楽しむ。
霧島の山が教えてくれる、そんな特別な時間を過ごした一日でした。
霧島市観光協会では霧島連山の15座を対象にした「霧島連山山印帳」という山のスタンプラリーを実施しています。
当ホームページから詳細をご確認いただき、是非挑戦してみてください!
モデル
しおり @yama_shiori_
nana @nanainkirishima
しもさり @i_am_shimosari
おまけ 写ルンですで撮影したオフショット



